RANDARRAY関数 複数の乱数を生成する

数学/三角

RANDARRAY関数は、指定された行数と列数の範囲でランダムな数値の配列を生成する関数です。乱数の範囲を指定することで、0から1以外の範囲でも乱数を生成できます。

利用可能なExcelのバージョン

Excel 2021およびMicrosoft 365

関数の構成

RANDARRAYランダムアレイ([行数], [列数], [最小値], [最大値], [整数指定])

利用する引数

引数名説明値の例
行数(省略可)生成する乱数の行数を指定します。省略すると1になります。10
列数(省略可)生成する乱数の列数を指定します。省略すると1になります。5
最小値(省略可)生成する乱数の最小値を指定します。省略すると0になります。0
最大値(省略可)生成する乱数の最大値を指定します。省略すると1になります。100
整数指定(省略可)生成する乱数を整数にするかどうかを指定します。TRUEなら整数。TRUE, FALSE

利用サンプル

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サンプル1:引数を省略した場合

入力内容
ABCD
1=RANDARRAY()
2
3
4
5

説明: 引数を省略した場合は、乱数が1つ、表示されます。

出力結果
ABCD
10.92296476
2
3
4
5

サンプル2:3行2列の乱数を求める

入力内容
ABCD
1=RANDARRAY(3, 2)
2
3
4
5

説明: 3行2列の範囲で0から1の乱数を生成します。

出力結果
ABCD
10.9049362410.819664359
20.4013471450.029489669
30.7096625940.019127918
4
5

サンプル3:範囲、最小値、最大値を指定して、整数の乱数を求める①

入力内容
ABCD
1=RANDARRAY(4, 3, 0, 100, TRUE)
2
3
4
5

説明: 4行3列の範囲で0から100までの整数乱数を生成します。

出力結果
ABCD
191168
2292592
3161561
4843970
5

サンプル4:範囲、最小値、最大値を指定して、整数の乱数を求める②

入力内容
ABCD
1=RANDARRAY(5, 1,1, 10, TRUE)
2
3
4
5

説明: 5行1列の範囲で1から10までの整数乱数を生成します。

出力結果
ABCD
19
29
31
45
55

サンプル5:正の整数、負の整数が混在した乱数を求める

入力内容
ABCD
1=RANDARRAY(3, 3,-5, 5, TRUE)
2
3
4
5

説明: 3行3列の範囲で-5から5の間の小数の乱数を生成します。

出力結果
ABCD
1-1-22
2-4-14
3135
4
5

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