LOG関数は、指定された数値の対数を任意の底で計算する関数です。対数は、特定の基数に基づいて数値を変換する際に役立ちます。特に科学的計算やデータ分析に使用されます。
利用可能なExcelのバージョン
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関数の構成
LOG(数値, [底])
利用する引数
引数名 | 説明 | 値の例 |
---|---|---|
数値 | 対数を求める数値を指定します。 | 任意の正の実数(例: 10, e, 0.5) |
底 | (省略可能)対数の底を指定します。指定しない場合のデフォルトは10です。 | 任意の正の実数(例: 2, 10, e) |
利用サンプル
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サンプル1: 基本的な使用例
A | B | |
---|---|---|
1 | 数値 | 対数 |
2 | 100 |
結果: 数値100の底10の対数を計算すると、結果は2になります。B2セルには「2」が表示されます。
サンプル2: 底を指定した使用例
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | 数値 | 底 | 対数 |
2 | 8 | 2 |
結果: 数値8の底2の対数を計算すると、結果は3になります。B2セルには「3」が表示されます。
サンプル3: 自然対数の底を指定した使用例
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | 数値 | 底 | 対数 |
2 | 7.389 | 2.71828 |
結果: 数値7.389の底e(自然対数の底)の対数を計算すると、結果は約2になります。B2セルには「1.999993753」が表示されます。
サンプル4: 小数の数値の使用例
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | 数値 | 底 | 対数 |
2 | 0.5 | 10 |
結果:数値0.5の底10の対数を計算すると、結果は約-0.3010になります。B2セルには「-0.3010」が表示されます。
サンプル5: 負の数値の取り扱い
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | 数値 | 底 | 対数 |
2 | -10 | 10 |
結果:数値-10の底10の対数を計算すると、結果は計算エラー(#NUM!)になります。対数の計算には正の数値が必要です。B2セルには「#NUM!」が表示されます。
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