AVERAGEIFS関数は、複数の条件を満たすセルの平均値を計算するための関数です。特定の条件に基づいてデータを集計し、平均値を求める際に便利です。
利用可能なExcelのバージョン
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関数の構成
AVERAGEIFS(平均対象範囲, 条件範囲1, 条件1, [条件範囲2, 条件2], …)
利用する引数
引数名 | 説明 | 値の例 |
---|---|---|
平均対象範囲 | 平均を計算するセル範囲を指定します。 | A1:A10 |
条件範囲1 | 条件を適用する最初のセル範囲を指定します。 | B1:B10 |
条件1 | 条件範囲1に適用する条件を指定します。条件は数値、式、セル参照、または文字列として指定できます。 | “>10”, “=C1”, “東京” |
条件範囲2, 条件2 | 追加の条件を適用するセル範囲と条件を指定します。最大127の条件を指定できます。(省略可) | D1:D10, “>=20” |
利用サンプル
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サンプル1:特定の値より大きい値の平均
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | 平均対象範囲 | 数値 | 結果 |
2 | 1 | 2 | |
3 | 2 | 3 | |
4 | 3 | 5 | |
5 | 4 | 7 | |
6 | 5 | 11 | |
7 | 6 | 13 | |
8 | 7 | 17 | |
9 | 8 | 19 | |
10 | 9 | 23 | |
11 | 10 | 29 |
結果: B列の値が 5以上の行について、A列の平均値を求めます。3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10 の平均値は、6.5です。C2セルには「6.5」が表示されます。
サンプル2:特定の文字列に一致する値の平均
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | 平均対象範囲 | 都市 | 結果 |
2 | 25 | 東京 | |
3 | 30 | 大阪 | |
4 | 45 | 東京 | |
5 | 20 | 名古屋 |
結果: B列の値が 「東京」の行について、A列の平均値を求めます。25. 45 の平均値は、35です。C2セルには「35」が表示されます。
サンプル3:特定の値の範囲内の平均
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | 平均対象 | 値 | 結果 |
2 | 10 | 5 | |
3 | 20 | 15 | |
4 | 30 | 25 | |
5 | 40 | 35 |
結果: B列の値が 10~30の範囲に一致する行について、A列の平均値を求めます。20. 30 の平均値は、25です。C2セルには「25」が表示されます。
サンプル4:複数の条件に一致する値の平均
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | 平均対象 | 値 | 結果 |
2 | 15 | 12 | |
3 | 20 | 17 | |
4 | 25 | 17 | |
5 | 30 | 22 |
結果: B列の値が15以上かつ20未満の範囲に一致する行について、A列の平均値を求めます。20. 25 の平均値は、22.5です。C2セルには「22.5」が表示されます。
サンプル5:文字列と数値の条件を組み合わせた平均
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | 平均対象 | 都市 | 結果 |
2 | 15 | 東京 | |
3 | 20 | 大阪 | |
4 | 25 | 東京 | |
5 | 30 | 名古屋 |
結果: B列の値が「東京」に一致して、A列が20以上する行について、A列の平均値を求めます。該当する値は25のみです。C2セルには「25」が表示されます。
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