AGGREGATE関数 数値データを集計する

数学/三角

AGGREGATE関数は、範囲内の数値データに対して、合計、平均、最大値、最小値などの集計操作を行うことができます。エラー値を無視するオプションもあります。

利用可能なExcelのバージョン

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関数の構成

AGGREGATEアグリゲート(関数番号, オプション, 配列, [k])

利用する引数

引数名説明値の例
関数番号実行する集計操作の種類を指定する番号。1(平均), 2(数値の個数), 9(合計)など19種類
オプション集計操作の動作を指定する番号。エラーや隠し行を無視するかどうかを決定。0(無視しない), 1(隠し行を無視), 7(エラーと隠し行を無視)など8種類
配列集計対象となるデータの範囲を指定。A1:A10, B2:B20
k追加の引数。集計方法によって必要な場合がある。範囲のk番目に小さい値などを指定するために使用。1, 2, 3など

利用サンプル

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サンプル1: 平均値を求める(エラー値を無視)

AB
1数値集計結果
21=AGGREGATE(1, 6, A2:A5)
32
4DIV/0!
54

結果: B2セルには「2.3333」が表示されます。( 1+2+4 )/ 3 = 2.3333

サンプル2: 合計を求める(隠し行を無視)

AB
1数値集計結果
21=AGGREGATE(9, 3, A2:A5)
32
4(隠し行)
54

結果: B2セルには「7」が表示されます(隠し行の値を無視)。

サンプル3: 数値の個数をカウント(エラー値を無視)

AB
1数値集計結果
21=AGGREGATE(2, 6, A2:A5)
32
4DIV/0!
54

結果: B2セルには「3」が表示されます。

サンプル4: 最小値を求める(隠し行とエラーを無視)

AB
1数値集計結果
21=AGGREGATE(15, 7, A2:A5)
32
43
54

結果: B2セルには「1」が表示されます。

サンプル5: 絶対値の合計を求める(隠し行を無視)

AB
1数値集計結果
2-1=AGGREGATE(14, 3, A2:A5)
32
4-3
54

結果: B2セルには「10」が表示されます。

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